お知らせ
「健康コラム」5月号を掲載しました。ご覧ください。
健康コラム5月号 「けんしんを受けよう」
■健診・検診の違いは
「健診」は、疾患の有無にかかわらず全身の健康状態を確認する目的、「検診」は、主に疾患自体を確認する目的です。ここでは、神戸市で実施している健診・検診の中のいくつかをご紹介します。
■生活習慣病健診について
生活習慣病予防のための健診で、身体計測・血圧測定・尿検査・血液検査などを無料で受診できます。
健診結果に全く異常がなかった人は、今後も健康な体を維持するために健診を受けましょう。
数値が悪かった人は、生活習慣見直しのきっかけです。どんな風に見直せばよいかわからないかもしれませんが、安心してください。神戸市では、生活習慣病の発症リスクが高いと判断された方に対して、無料で健康のプロ(保健師・管理栄養士など)の個別相談を受けることができます。対象の方はぜひご利用ください。
■がん検診
現在、国民の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっています。しかし、早期発見すれば90%以上が治るという、早期発見・早期治療が重要な病気です。適切な時期にがん検診を受けることで、がんの早期発見につながります。がん検診の費用は、本来全額自費のため高額ですが、神戸市では少ない自己負担額で手軽に受診できる制度があります。胃がん、(バリウム・内視鏡)大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん・前立腺がん・口腔がんの検診を、各検診2000円までで受けることができます。また、5つのがん検診と先ほどの特定健診をセットで受診すればお得に、一度に済ませることができます。
■神戸市からのプレゼントがあります!
下記の条件全てに当てはまる方にQUOカードをプレゼントします!
- QUOカード1,000円分プレゼントの対象者
健診実施年度に40歳になる方のうち、神戸市国保特定健診を受診した方
- QUOカード3,000円分をプレゼントの対象者
・昭和24年4月2日~昭和59年4月1日生まれの方で令和5年度内に人間ドッグを受けた方
・神戸市国民健康保険に加入中で、神戸市国保特定健診を受診していない方
・健診結果で必須項目を全て満たす方
※各種クーポンが該当になる場合もありますのでご確認ください。
正しくお申込みされた方全員に、令和6年4月以降にプレゼントを発送します。お楽しみにお待ちください。
■もっと詳しく知りたい方は、「神戸市けんしんガイド」で検索!!
実施場所・料金・プレゼントの申請方法などが載っています。
また、今回ご紹介した以外の健診・検診についても詳しく書かれているので、ぜひチェックしてみてください。
参考資料:神戸けんしんガイド(神戸市保健所)
健診・保健指導のあり方(厚生労働省)
「健康コラム」3月号を掲載しました。ご覧ください。
健康コラム12月号を掲載しました。ご覧ください。
- ノロウイルスに汚染された加熱不十分な2枚貝、消毒不十分な井戸水を摂取した場合。
健康コラム11月号を掲載しました。ご覧ください。
■今年はコロナだけでなく、インフルエンザにも注意!
2020年2021年は、感染症対策の普及により、インフルエンザ患者は極めて少数でした。今後、海外からの入国緩和に伴い、国内へウイルスが持ち込まれ、今秋から冬には流行が起こる可能性があります。また、過去2年間、国内での流行がなかったために、社会全体のインフルエンザに対する集団免疫が低下していると考えられます。そのため、一旦感染がおこると、社会全体として大きな流行となるおそれがあります。
■インフルエンザの予防方法
マスク着用、手洗い、ワクチン接種、適度な湿度の保持が効果的です。
インフルエンザは、飛沫感染・接触感染が主だと言われています。マスクで飛沫を予防、手洗いで接触感染を予防し、ワクチンで免疫力を高めましょう。また、適度な湿度を保持して、ウイルスが体内に入り、増殖することを防ぎましょう。
■インフルエンザワクチンについて
新型コロナウイルスワクチンとの同時接種が可能です。
神戸市内に住民登録のある、65歳以上の高齢者や、1歳~12歳までのお子さん、特定の基礎疾患をお持ちの方については、ワクチン接種の助成を行っています。
詳しくは <神戸市 ワクチン接種> で検索してください。
■症状が出てきたらどうする?
新型コロナウイルスの症状と見分けがつきづらいです。ワクチン接種歴に関わらずCOVID-19とインフルエンザを見分けることが重要となります。抗インフルエンザウイルス薬の服用は、症状が出てから48時間以降に服用を開始した場合に十分な効果が期待できませんので、特に、高齢の方や基礎疾患のある方、小さいお子様は、早めに受診しましょう。
■例年通りのインフルエンザ対策が必要です
また両者が合併して重症になる場合もあります。したがって、発熱者では両方のウイルスに対する検査が必要となることがありますので、医療機関の受診をお勧めします。
参考資料:インフルエンザに注意しましょう(神戸市保健所)
新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省)
健康コラム10月号を掲載しました。ご覧ください。
■歯と口の病気
歯を失う原因の4分の3は‘‘歯周病‘‘と‘‘むし歯‘‘です。
どちらも口の中の最近が原因で起こる疾患で、全身の健康に影響します。
■歯周病とむし歯
歯周病とは、歯ぐきの炎症が進行して、骨など歯を支えている組織がおかされ、膿が出る状態になったものです。歯の表面に付着している‘‘歯垢‘‘や‘‘歯石‘‘が原因となります。
むし歯とは、口内の細菌(ミュータンス菌)、歯の質、食物、放置した時間などの4つの原因が重なって発生します。
■こんな症状に注意!!
初期の場合は症状がないことが多いですが、進行すると以下のような症状が出てきます。
当てはまったものの左にチェックしてみてください。
歯磨きの後に血が出る 歯ぐきがやせてきた
歯の間にものがつまりやすい 歯ぐきから膿が出たことがある
時々、歯が浮いたような感じがする 歯ぐきに赤く腫れた部分がある
指で触るとぐらつく歯がある 口臭が気になる
歯と歯の間の歯ぐきが、鋭角な三角ではなく、丸くなっている部分がある
チェックの数によって現在の状態が分かります。
・0個 :良好です。これからも丁寧に歯磨きをして、検診を受けましょう。
・2個以下:歯周病の可能性があります。歯科医院を受診し、歯周病でないか、正しく歯磨きができているかを確認しましょう。
・3個以上:歯周病が進行している恐れがあるので早めに歯科医院を受診しましょう。
■健診を受診しましょう
いつまでも自分の歯で過ごすために、1年に1回は定期的に歯科検診を受診しましょう。
神戸市では、歯科検診の無料受診券を配布しています。
対象者や受診方法についての詳細は<神戸市 歯科検診>で検索してください。
参考資料:神戸市健康局保健所
健康コラム11月号を掲載しました。ご覧ください。
健康コラム9月号
~症状がなくても年1回は胸部レントゲン検査を受けましょう~
■結核はどんな病気?
結核菌という最近が体の中に入ることによって起こる病気です。
日本での結核の約8割は肺が悪くなる肺結核ですが、肺以外の臓器が冒されることもあります。
■結核の感染と発病
結核の発病には、以下の3つのタイプがあります。
① 感染後数か月~2年の間に発病する。(約1割)
② 感染後すぐには発病せず、免疫力が低下したタイミングで発病する。(約2割)
③ 発病せずに過ごす。(約7割)
結核菌に感染しているだけでは、他の人へ感染させることはありません。
発病した場合に、他の人へ感染させる可能性が出てきます。
■結核になるとどんな症状がでるの?
咳、痰、血痰、発熱、胸痛、体重減少、疲労感など様々な症状があり、長く続くのが特徴です。
肺結核では、結核菌により肺の内部で炎症が起こり、肺が破壊されて、呼吸する力が低下します。
■結核はどうやって感染するの?
結核は、空気感染します。
結核を発病している人が咳やくしゃみをしたときのしぶきには、結核菌が含まれています。
このしぶきの水分が蒸発し、結核菌だけになったものを吸い込むことで、感染の機会が生じます。
特に換気が悪い場所などでは、結核菌を吸い込む危険が高まります。
■結核は治せるの?
結核と診断されても、決められた期間、きちんと薬を飲めば治ります。
他の人にうつす可能性を低くします。早期発見は本人の重症化を防ぐためだけでなく、大切な家族や職場などへの感染を防ぐためにも重要です。
■結核を予防するには
結核の予防には、早期発見と免疫力を上げることが重要です。
気になる症状が1つでも2週間以上続くときは、胸部レントゲン検査と痰の検査を受けましょう。
参考資料:結核ハンドブック(神戸市保健所)
結核予防五つの心得(神戸市保健所)